コラム

2021.08.07Saturday

巾継ぎってなに?柄合わせってなに?

オシャレさんこそオーダーする前に必ず読むるべき!カーテンの巾継ぎと柄あわせ

カーテンを購入、もしくは、オーダーをする際に、必ずカーテンレールを中心としたサイズを測っていただいいていると思いますが、満天カーテンの場合は横幅が106cm以上になるとカーテンのお仕立ての際に「巾継ぎ」と呼ばれる工程があります。

また、「巾継ぎ」の際には「柄合わせ」という工程がある場合とない場合に分かれます。

初めてカーテンを注文する方には両方とも馴染みのないワードですが、大きな窓のカーテンを検討する際には、必ず知っていてほしい専門用語です。

今回のコラムでは、「巾継ぎ」と「柄合わせ」について解説いたします。

 

「巾継ぎ」とは??

満天カーテンでは、カーテンをお仕立てする際にプリントから始めます。

お客様から頂いたご注文に応じて、デザイナーがデーターを調整し、1枚1枚、工場で生地にプリントした上でお仕立てに入ります。

プリントするカーテン生地の事を「原反(ゲンタン)」と言いますが、ほとんどの原反は幅が150cm前後です。

満天カーテンでは、二ツ山(※1)の1.5倍ヒダ(※2)でお仕立てしておりますので、幅が100cmのカーテンをお仕立てする場合に幅が150cmの生地が必要になります。

 

※1 二ツ山とは

ドレープカーテンは、フック部分の生地を山折りにして縫製いたします。

山折りにすることで、カーテンにドレープ(ヒダ)が出るようにお作りします。

満天カーテンでは山折りの数が2つでお仕立ていたします。

ご注文の巾によって、山の数(フックの数)や間隔は変動します。

ご注文のサイズに応じて専用ミシンで自動調整されます。

※2 1.5倍ヒダとは

カーテン全体が美しいカーブ(ドレープ)を描きますが、そのためには生地がカーテンの幅よりも多く必要になります。

発色の良いプリントカーテンの場合、色柄を楽しんでいただくためにもスッキリとしたシルエットの1.5倍ヒダがおススメです。

お手入れもしやすく、ホワイトフルダル生地や防炎生地の場合は洗濯機の使用可能ですので花粉やハウスダストなどのアレルギーでお困りの方にもおススメです。

詳しくは、「生地の選び方」をご確認ください。

満天カーテンがこだわるカーテン生地のご紹介

 

原反の幅には限界がありますので、大きなカーテンをお仕立てする場合は生地をつなぎ合わせる必要があります。

この工程を「巾継ぎ」と呼びます。

満天カーテンの場合、幅が106cm以上のカーテンのご依頼があった場合は、必ず巾継ぎが入ります。

巾継ぎをすることで、どんな大きさカーテンでもご注文にも対応ができるのです。

 

図案/パーチェ グリーン

また、丈については無制限とは言いませんが、可能な限りお客様のご要望にお応えしております。

ただし、丈の長いカーテンは形状記憶や形状安定の加工にお応えできない場合がございます。

丈の長いカーテンをご希望のお客様は、別途、お電話でお問い合わせください。

 

また、巾継ぎが必要なサイズで両開きでご使用の場合は、目立ちにくい窓枠側(外側)に巾継ぎ部分が来るようにお仕立ていたします。

片開の場合は、ご希望があれば左右どちらにも対応いたしますので、ご注文時にご要望欄へお買い添えください。

 

 

「柄合わせ」とは?

先にご案内した幅継ぎもそうですが、両開きでご使用の場合も、「柄合わせ」が関係してきます。

もちろん、無地のカーテンや細かい柄のカーテンであれば特に気にする必要はありませんが、ボーダー柄や大きな柄のカーテンの場合は柄合わせに注意してください。

柄合わせがない場合

規格サイズ製品やセミオーダーなどは柄合わせはしていないと考えてよいでしょう。
もちろん、固定された限定サイズで販売している大きなワンポイント柄などは別ですが、基本的にパターン柄の既成サイズのカーテンは柄合わせはしません。

柄合わせがない場合、無地や細かい柄であれば違和感はありませんが、ボーダー柄や大きな柄の場合「こんなはずでは・・・」と、後悔する事があるかもしれません。

 

図案/パーチェ グリーン

ですが、柄合わせがない事が悪い事ではありません。
一般的にカーテンをお作りする場合、ご注文のサイズの合わせて原反をカットするところから始まります。
ご注文に合わせて生地をカットするので生地のロスは少なくなり、非常にエコな製造方法と言えます。
また、ロスが少ない分を販売価格へ反映させているので、非常に安価でお買い求めいただく事ができます。

ただし、安価である理由はこの事だけではない場合もあります。
ネットでの購入は生地サンプルがあれば利用するべきでしょう。

柄合わせがある場合

柄合わせをする場合、生地の織り方やプリント柄のパターンに合わせて生地をカットするので、カーテンとして使用できず廃棄しなければいけない生地がでてきます。
また、縫製する際に柄合わせをする手間もかかってきます。
その分が価格に反映していることは否めませんが、既製品に比べてフルオーダーカーテンが魅力的な事は言うまでもないでしょう。
ぜひ、リビングなどの人目に付く場所にはフルオーダーカーテンをおススメいたします。

 

満天カーテンの場合

満天カーテンの場合、プリントから始めるフルオーダーカーテンです。
ご注文のサイズに合わせてプリントをいたしますので、柄合わせをしているのに生地のロスがありません。
フルオーダーなのに安価、しかも、非常にエコなカーテンと言えると思います。

下の「テオ」のようなワンパネルデザイン(一枚の絵画のようにお仕立てするカーテン)以外の場合、デザインの都合上、柄合わせをしても柄がつながらない場合もございます。

図案/テオ ブルー

 

満天カーテンの場合、プリントから始めるフルオーダーカーテンです。
ご注文のサイズに合わせてプリントをいたしますので、柄合わせをしているのに生地のロスがありません。
フルオーダーなのに安価、しかも、非常にエコなカーテンと言えると思います。

上記の「テオ」のようなワンパネルデザイン(一枚の絵画のようにお仕立てするカーテン)も可能にしたのが、満天カーテンのオリジナルプリントカーテンです。その技術力と再現力は、有名デザイナー様や官公庁様、企業様からも高く評価されております。

残念ながら一部の商品は、デザインの都合上、柄がつながらない場合もございます。

ご不安な方はご注文前に、お気軽にお問い合わせください。