猫とカーテン!カーテンをボロボロにする猫ちゃんへの対策!

猫とカーテン!カーテンをボロボロにする猫ちゃんへの対策!

インテリアに合わせて選んだお気に入りのカーテンが、ある日突然無残な状態に……。 原因を突き止めると、実は先日お迎えした猫ちゃんが元気にカーテンと戯れていた……なんてことはないですか? 猫好きあるあるな話題かと思います。 いくらカワイイ愛猫でも、大事なカーテンをボロボロにされてはショックも大きいですよね。 とは言え、気まぐれな猫ちゃんをしつけるのは中々難しいもの。現行犯ですぐに叱ることが出来れば良いのですが、時間が経てば経つほど、猫ちゃんは何が理由で怒られたか理解できなくなり、場合によっては飼い主を嫌いになるという悲劇的な結果にもなりかねません。 今回は猫を愛してやまない愛猫家にお届けする、猫ちゃんへのカーテン対策を紹介いたします。

なぜ猫はカーテンをボロボロにするのか……

なぜ猫はカーテンに爪を突き立てるのか。 猫がカーテンをボロボロにする衝動には、彼らなりに理由があります。……飼い主としては困った衝動と言わざるを得ませんが。 ここではその理由を交え、可能な限り出来得る対策を紹介したいと思います。

【 高いところが好き 】

飼い主さんであれば愛猫を見ていれば分かると思いますが、猫は高いところが大好きです。これは彼らの本能的なものなので、しつけようにも止めることは難しいでしょう。 故に、例えばカーテンレールに登るための手段として、彼らはカーテンに鋭い爪を突き立て、結果としてカーテンをボロボロにしてしまいます。 少々お値段は掛かりますが、キャットタワーなどの猫ちゃんが登れる高い場所を用意して上げると良いでしょう。

【 爪研ぎをしたい 】

カーテン生地への爪の掛かり具合が猫ちゃんの好みのものだと、爪が伸びてきたときに爪研ぎとして利用しているようです。 定期的に爪を切るか、猫用爪研ぎを用意しましょう。

【 飼い主の注意を引きたい 】

猫は甘えん坊です。遊んでほしいときや撫でてほしいときには、飼い主さんの足元に擦り寄ってきたり、時には邪魔をしてその存在をアピールしてきます。そのアピール方法の手段として、「カーテン登り」を行うようです。 ただし、かまってほしい場合だけではなく、興味本位やいたずら目的で行う場合もあります。 注意を引きたい猫ちゃんへの対策として気をつけたいのは、すぐには反応しないこと。 カーテンが気になる気持ちは良く分かりますが、ここで即座に反応をしてしまうと、「カーテンをボロボロにすると、ご主人にかまってもらえる!」と勘違いしてしまいます。 勿論、かまってあげるなどのケアは必要ですが、この場合は少し時間をおいてからかまってあげるのが良策でしょう。 「イタズラをしてもかまってもらえない!」と学習させること。加えて欲求不満な状態になる前に、できるだけ猫ちゃんにかまってあげることで、カーテン登りをやめさせましょう。 ※飼い主さんやものに攻撃するときは、欲求不満がかなり高まっている状態のようです。そうならないように事前のケアを心掛けましょう。

【 遊び道具と勘違いする 】

猫じゃらしで遊んだ経験がある飼い主様ならお分かりいただけると思います。 猫はちょこまかと動くものを目のあたりにすると、狩猟本能が呼び覚まされるためか、夢中になってそのものを追いかけます。爪を立てるほどに興奮して。 ゆらゆらと揺れ動くカーテンが、彼らにとっては興味(狩り)の対象となり、思わず爪を突き立ててしまう……のではないでしょうか。 目を見開き、身をかがめてお尻を振り出したら注意してあげてください。 興味を引くおもちゃを用意したり、適度に遊んであげること。 欲求不満を解消させて、カーテンへの興味をそらしてみてはいかがでしょうか。

【 窓の外を見たい 】

これも飼い主さんなら割と良く目にすると思いますが、猫は窓から外をよく眺めています。 外の景色をよく見たい猫ちゃんにとって、カーテンは邪魔者以外の何物でもありません。 払いのけようとして、興奮のあまり思わず爪が……といったところではないでしょうか。 猫が外を見るための隙間を作ってあげるように心掛けてください。

共通の対策と注意点

ここまでに状況に応じた対策方法を色々と記述しましたが、共通の猫の爪対策としては以下のものが考えられます。
  1. カーテンの生地を遮光カーテンなどに使用されている、特殊コーティングの生地密度が高いものにする
  2. ロールスクリーンやシェードカーテンにすげ替え、揺れ防止と高さ調整でアタック回避
  3. ブラインドにすげ替えるなら縦型タイプを
  4. 猫が嫌がる柑橘系の香りなどをカーテンにスプレー
注意しなければならないのは、ロールスクリーンやシェードカーテンの場合、高さ調整をしてない状況下(下まで下ろしている状態)での猫ちゃんからのアタック。この場合も遮光カーテン同様、つるつるとした密度の高い生地素材を選んでおいたほうが良いでしょう。 またブラインドにする場合は、羽根を上下に調節する横型タイプは避けたほうがよろしいでしょう。 素材にもよりますが、羽根を折られるだけではなく、折れた羽根が猫に傷を負わせることもあり危険です。 今回は、猫がカーテンに爪を立てる原因とその対策を色々と記述しました。 ただし、これらの方法を全て実践してなお大丈夫かと問われると……飼い主さんならある程度はお分かりいただけるはず。 猫と生活していればカーテンのみならず、彼らからもたらされる何らかの被害と、それに対する必要な覚悟、試される愛情、等々が伴われます。 何はともあれ今回の記事が、あなたの愛猫との楽しい生活の一助となれば幸いです。
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