レースカーテンは内?外? フロントレースでお部屋を模様替え!

レースカーテンは内?外? フロントレースでお部屋を模様替え!

二重のカーテンレールを使われる場合、レースカーテンは窓に接する外側に。遮光性の高いドレープカーテンは、室内の手前側に吊るして使用されているご家庭が最も多いでしょう。 使用面から考えてみても、採光の調整をする場合などは、手前に遮光性の高いドレープカーテンがあったほうが便利ですよね。 ですが、敢えてレースカーテンを手前に。ドレープカーテンを後ろに設置する、フロントレーススタイルが話題になっていることをご存知でしょうか? 今回はレースカーテンにスポットを当てた、女性に人気のフロントレーススタイルを紹介いたします。

フロントレーススタイルとは?

出典:RoomClip
フロントレーススタイルはレースインスタイルとも言われます。意味は2つの言葉が指し示すとおり、レースカーテンを部屋の内側に吊るすスタイル―――通常の設置方法とは反対のスタイルになります。 厚地の遮光カーテンを後ろに回すことによって、レースカーテンのデザインや質感を楽しめる、女性に好まれるフェミニンな雰囲気のコーディネートと言えるでしょう。 レースカーテンを魅せることがメインとなるため、後ろに回るドレープカーテンは、無地のものを基本にコーディネートするとうまくいくでしょう。

フロントレーススタイルのレースカーテン選び

柄によるコントラストと生地の透け感を楽しみたい場合は、オーパール加工(織物を部分的に溶かして透かし模様をつける加工)のレースカーテンがおすすめです。 レースカーテンの白と、背面に回るドレープカーテンのコントラストで柄が浮き上がったように見え、レースのデザインが綺麗に見えるでしょう。 最近のレースカーテンはプリント技術も向上しているので、プリントレースカーテンとドレープカーテンの組み合わせもオススメいたします。 また、レースカーテンのデザインを楽しむのではなく、室内に柔らかな印象を与えたい場合には、無地のレースカーテンを組み合わせるのも効果的でしょう。強すぎる個性のドレープカーテンの印象を和らげる役割にも使ってみてはいかがでしょうか。

フロントレーススタイルのメリット

室内に柔らかな印象を与える

ドレープカーテンは厚地のため、ものによっては重厚なイメージを室内に与えます。 反対に、レースカーテンは見た目の軽やかさから、手前に吊り下げることでお部屋の雰囲気に軽やかさを与え、柔らかな印象でお部屋をコーディネートしたい方にはおすすめかも知れません。

レースカーテンの劣化軽減

一般的にレースカーテンは窓側に設置されているため、太陽からの紫外線を受けやすく、劣化しやすくなりがちです。 しかしながら、ドレープカーテンを窓側に、レースカーテンを室内側に吊るすことで、ドレープカーテンがレースカーテンを紫外線から守ってくれるため、お気に入りのレースカーテンをより長くご使用になれることでしょう。

フロントレーススタイルのデメリット

ドレープカーテンを窓側に設置した場合に考えられる問題点が、結露によるカビ。 ドレープカーテンは生地が厚いため、結露による水分を多量に吸収します。加えて乾きにくいこともあり、室内側に吊り下げていたときよりも、カビが発生しやすくなります。 対して、レースカーテンは生地が薄く目が粗いので、生地素材にもよりますが、ドレープカーテンよりはカビが発生しにくく乾きも早いので、美観よりも衛生面を考慮すれば、オーソドックス(外:レース、内:ドレープ)なスタイルが良いと言えるのではないでしょうか。 また採光を調整したい場合にも、ドレープカーテンが窓側にあると、開閉に一手間かかるなどといったことも考えられます。 そういった観点から見ても、今のスタイル(外:レース、内:ドレープ)が一般的にまで普及していった理由かもしれませんね。

フロントレーススタイルはサイズにご注意を

一般的な設置(外:レース、内:ドレープ)スタイルの場合、ドレープカーテンよりもレースカーテンは、丈を1~2cmほど短くします。 理由はドレープカーテンを締めたときに、裾からレースカーテンが見えると収まりが悪いからです。 そのため、一般的な設置スタイルからフロントレーススタイルに変更した際、レースカーテンの裾からドレープカーテンの裾が覗いていてすっきりとしないといった意見を耳にします。 フロントレーススタイルを実践するときには、レースカーテンの丈を1~2cm長くするか、レースカーテンとドレープカーテンを入れ替えることを前提として、同じくらいの丈にしたほうが良いかもしれないですね。 今回はフロントレーススタイルを紹介させていただきました。 フロントレーススタイルはレースカーテンの柔らかな透明感を前面に出すスタイルなので、明るく柔らかな室内空間を演出したい方には、選択肢の一つになるのではないでしょうか。 使い勝手の上で、多少不便さを伴うかもしれませんが、みなさんが楽しめるお部屋づくりの、何かヒントにでもなれば幸いです。
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