ストレスフリーで快適な毎日を送るために
近隣からの騒音が早朝、深夜を問わず響いてきたり、ご自宅の生活音や話し声が外まで聞こえてしまったり。
音の関するトラブルは、普通に暮らしていても起こりうる問題ですが、ご近所付き合いを考えると安易に注意もできずストレスがたまります。
費用と時間に余裕があればリフォームも出来ますが、賃貸住宅だったり予算が捻出できない場合、ずっとストレスをため込んだまま暮らしていく事になります。
膨大な費用を掛けずに防音する方法として防音対策グッズがありますが、使用するには手間もかかるし、自分でうまく取付できなかった場合は無駄になってしまいます。
「低予算」で「簡単」にできる防音対策として、防音カーテンがあります。カーテンを変えるだけで効果が期待でき、また誰にでも簡単にお使いいただけるので、遮光カーテンに並んで注目されています。
今日は防音カーテンの効果的なご利用方法について、お伝えしたいと思います。
何の音を遮断したいですか?
「防音」といっても、「どんな音を遮断したいのか」という、明確な目的がないと効果が表れない事があります。
音は、空気が振動することで生まれます。
振動の強さ、高さ、音色の三要素がありますが、不快に感じるor感じないに関係する「音の高さ」は1秒間で振動する回数で決まります。
振動回数は周波数と呼ばれ、一般的にHz(ヘルツ)という単位で表わします。
~130,000Hz | ジェット機音 |
~100,00Hz | 電車の通過音 |
1046.5Hz | ピアノの鍵盤の中央の「ド」の音 |
250Hz~4,000Hz | 日常会話 |
2,000Hz ~4,000Hz | 赤ちゃんの泣き声 |
800H | 救急車のサイレン |
700Hz | 車のクラクション |
500Hz | 掃除機 |
一般的には周波数が上がると不快な音と認識されるようで、特に2,000~5,000ヘルツが人間の敏感な周波数だと言われています。
モスキート音を発生する装置が、町でたむろする若者を無意識のうちに撃退するため設置された事例でも、高い周波数がどれほど不快に感じるかお分かりになると思います。
ご自宅が不快な音源に悩まされているのであれば、その音をの周波数を知り、遮断しなければ快適な生活は送れません。
まだ1億円カーテンが開発されていない程、昔の事で恐縮ですが、ご近所にヨーロッパで活躍しているピアニストさんのご実家がありました。
長期休暇で日本に帰国されていた時の事ですが、最初は「ん?CDを流しているのかな?」と思うほど、繊細で華麗なピアノ演奏が聞こえます。最初は「チケットを買わずに聞けてラッキー」くらいに感じていましたが、しかし、それが毎日、一日中続くとちょっと困ります。
今なら防音カーテンがあるので窓から音は防げるようになりましたが、当時はちょっと困ったものでした。
これがヴァイオリンなどの弦楽器や管楽器になると、もっと周波数は高くなります。楽器を楽しむためにはマナーが大事です。練習するお部屋には音の漏れを防ぐ工夫をする事が必要ですね。
我が家の趣味部屋(PC&オーディオルーム)は、壁一面に固定した吸収材の上に防音効果のある1億円カーテンを重ねています。
見栄えの良い吸収剤は高いので、武骨で安価な工業用吸収材の一択。その上から明るく落ち着いた色の1億円カーテンを下げたので、お部屋はなんとも素敵な雰囲気に。
DIYなので完全ではありませんが、外への音漏れはかなり少なくなったと実感しています。
ご興味のある方は、ぜひ一度、お試しください。
防音カーテンってどれほど効果があるの?
正直なお話をいたしますと、防音カーテンの効果には 人によって聞こえやすい周波数や聞こえにくい周波数があったりなどの個人差があります。
年齢や性別によっても聞こえにくい周波数が異なるので、そもそも耳に入らず騒音と認識されない音があります。
防音カーテンに関する口コミやレビューの評価が異なるのは、そういった理由もあるのではないかと思っています。
では、何を基準に防音カーテンを選べばよいのでしょう?
防音効果がハッキリ目に見えるよう数値化するために、日本国内には品質検査をする機関があります。検査機関は公正な立場で行われるものであり、依頼者が検査結果を加筆修正することは出来ません。
検査結果で数値化された防音効果の高い周波数と、遮断したい音の周波数がぴったり合えば、思ったような効果が得られるのではないでしょうか?
ただし、「●%防音効果あり!」と言いつつも、検査機関の名称が記載されていなかったり「当社比」などと小さく書いてあるメーカーやショップは本当に効果があるのか心配になります。
品質検査結果は「どの周波数」が「どれほど効果がある」か細かく数値化されるので、防音カーテンを購入するための指針になると思います。
検査結果を確認して、ご自身が「遮りたい」と思っている音に対してどのような効果があるか確認すると失敗が少なくなると思います。
より効果的なカーテンの使い方
防音カーテンは「ただ使う」だけでは効果が発揮できません。
音は空気が振動して伝わります。空気が遮断されていないと、せっかくの防音カーテンも意味がありません。
そのために、簡単にできる効果的な使い方をお教えします。
窓に合ったサイズを購入する
これは、防音カーテンでなくても大事なことです。
よく間違える方がいらっしゃいますが、カーテンのサイズは「窓枠のサイズではない」のです。
ご自宅の窓を見てください。窓枠とカーテンレール、どちらが長いですか?窓枠とカーテンレール、どちらが上についていますか?
窓枠を測ったサイズでご注文されると、幅も丈も足りない最悪の状況になります。
また、カーテンは単純に測ったサイズで注文してはいけません。「仕上がり幅」や「仕上がり丈」という寸法があります。それぞれのサイズに「1.05」を掛ける必要があります。
詳しくは「失敗してからでは遅い! ポイントを押さえたカーテンの選び方!」をご覧ください。
窓枠とカーテンの隙間をなくす
音は空気の振動によって伝わります。空気の振動を遮断すれば、ある程度の音は遮断されます。
通常、窓とカーテンの間には隙間がありますが、この隙間を徹底的になくしましょう。
カーテンを購入する際には、少し長めのサイズを選択されると良いと思います。(窓の形状にもよりますので、詳しくはメーカーやショップにお問い合わせください)
カーテンレールの横ですが、最近は厚地カーテンを外側に、おしゃれなレースカーテンを内側にするスタイルが流行っていますが、厚地カーテンを外側にすることにより隙間が少し減るので効果があるのではないかと思います。
壁とカーテンをピンなどで止めると、更に効果が上がりますが、小さなお子さんやペットがいる場合、ピンが刺さらないようご注意ください。
カーテンレールの上部ですが、カーテンボックスをDIYしてはいかがでしょうか?
窓に合わせてプラダンをカットしてビニールテープで組み立てた後、お好きな色や柄のリメイクシートを貼ります。
カーテンレールに載せた後、穴を開けて結束バンドで固定すれば完成です!材料は全て100均で揃い簡単に出来上がります。
防音効果カーテンについて書かせていただきましたが、カーテン選びの参考になれば幸いです。
満天カーテンの1億円カーテンは、樹脂でコーティングしているので防音効果にも優れています。
サンプル請求がございますので、気になるお色や柄があったらお気軽にご利用くださいませ。
詳しくはスタッフまでお問い合わせください。